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美容室のメニューは英語でどう書く?所要時間・税込み料金・追加料金の書き方【英語表記の一覧付き】

美容室のメニューは英語でどう書く?所要時間・税込み料金・追加料金の書き方【英語表記の一覧付き】

外国人のお客様は、予約の前にメニューで料金と時間を確かめます。日本語のメニューは「ロング料金」「カット別」のように、通っているお客様なら分かる書き方が多く、そのまま英語にしても意味が通りません。英語のメニューは、訳す前に、1品ごとに書く項目をそろえておくと伝わります。

Googleの検索窓に「縮毛矯正 英語」と入れると、予測候補に「縮毛矯正 英語表記」が出てきます(2026年10月15日に確認)。この記事では、1品ごとに書く項目とよく使うメニューの英語表記、税込みの料金と追加料金の書き方を、見本と一覧表でまとめました。

外国人のお客様が、予約の前にメニューで確かめること

日の差し込む白い受付カウンターと、花の生けられた花瓶

英語の検索窓に「hair salon tokyo price」と入れると、予測候補に「how much does haircut cost in japan」が出てきます(2026年10月15日に確認)。日本の美容室の料金がどのくらいかを、予約の前に調べている人がいます。

旅行中のお客様は、観光の予定の合間に美容室の時間をとるので、何時間かかるかも気になります。シャンプー込みか、髪が長いといくら上がるかまで分からないと、総額も読めません。

支払い方法も確かめられるところです。観光庁の調査では、2025年に日本を訪れた人が滞在中に使った支払い方法は、現金が92.3%、クレジットカードが75.0%でした。総額と所要時間、使える支払い方法が予約の前に読めれば、お客様は迷わずに予約へ進めます。

メニュー1品ごとに書いておく項目

英語のメニューの見本。Haircut、Hair color、Japanese straighteningの3品に、所要時間、税込みの料金、含まれるもの、髪の長さによる追加料金を書き、最後に税込みであること、円であること、使える支払い方法を1行ずつ添えた図
図1 英語のメニューの見本(1品ごとに書く項目)

英語のメニューでは、1品ごとにメニュー名・所要時間・税込みの料金・含まれるもの・追加料金の5つをそろえます。図1はその見本で、それぞれの書き方は次のとおりです。

項目書くこと英語の例
メニュー名何をする施術か分かる名前。日本独自の施術には説明を添えるJapanese straightening (permanent hair straightening)
所要時間目安の時間。髪の長さで延びる施術は長めに書くapprox. 90 min
料金税込みの総額¥8,800 (tax included)
含まれるものシャンプー、ブロー、カットが入るかどうかIncludes shampoo and blow-dry. Haircut not included.
追加料金髪の長さなど、見て分かる区切りと金額Below shoulders: +¥1,100

日本語のメニューで省いているところほど、英語では書いておきます。「カット別」なら Haircut not included、「ロング料金」なら髪の長さの区切りと金額まで書きます。外国人のお客様にどのメニューを出すかの決め方は、美容室のインバウンド集客は何から始めるかの記事に書きました。

美容室のメニューの英語表記の一覧

木の縦格子の壁の前に観葉植物と花が置かれた受付

メニュー名は、英語で通じる言い方があればそれを使います。観光庁が観光地や交通機関の表示向けにまとめたガイドラインでは、日本独自で英語に対応する言葉がないものは、ローマ字で書いたあとに括弧で説明を添える書き方を示しています。たとえば暖簾は Noren (Traditional shop curtain) です。美容室のメニューでも、日本独自の施術には、何をするのかを括弧で添えておきます。

縮毛矯正は英語で Japanese straightening と呼ばれ、英語の予測候補にも japanese straightening cost などが出てきます。よく使うメニューの表記は次のとおりです。

日本語英語表記添えると伝わる一言
カットHaircutIncludes shampoo and blow-dry.(シャンプーとブロー込み)
前髪カットBangs trim(Fringe trim)Bangs only.(前髪だけ)
カラー(全体)Hair color (full)Haircut not included.(カットは別)
リタッチRoot touch-upColor for regrowth only.(伸びた根元だけ)
ブリーチBleachPrice per session.(1回あたりの料金)
パーマPermIncludes shampoo and blow-dry.
デジタルパーマDigital permHeat-set curls.(熱を使ってかけるパーマ)
縮毛矯正Japanese straighteningPermanent straightening for curly or frizzy hair.(くせ毛をまっすぐに保つ)
トリートメントHair treatmentDeep conditioning for damaged hair.(傷んだ髪の手入れ)
ヘッドスパHead spaScalp cleansing and head massage.(頭皮の洗浄と頭のマッサージ)

税込みの総額と、追加料金の書き方

肩より下まで伸びた、ゆるく波打つ茶色の髪の後ろ姿と白い花

料金は、日本語のメニューと同じく税込みの総額で書きます。国税庁は、消費者に前もって価格を表示する場合には消費税を含めた総額の表示が必要だと案内しています。根拠は消費税法第63条で、どの媒体で表示するかは問わないとされています。英語のメニューも「¥11,000 (tax included)」のように総額で書き、最後に All prices include 10% consumption tax. と一言添えておきます。

追加料金は、会計のときに行き違いが起きやすいところです。「Long hair: extra charge」だけでは、どこからが長いのか、いくら上がるのかが分かりません。髪の長さは「肩より下」「胸より下」のように見て分かる区切りにして、金額まで書きます。英語では Below shoulders: +¥1,100 のように書けます。

髪の量やブリーチの履歴で料金が変わるメニューは、From ¥8,800 のように始まりの金額を書き、何で金額が上がるのかと、いちばん高い場合の金額を添えます。

Point追加料金は、見て分かる区切りと金額まで英語のメニューに書いておけば、会計のときに言葉で説明しなくて済みます。

支払い方法は、最後に We accept credit cards and cash. と1行でまとめます。決済の選び方は、インバウンドのキャッシュレス決済の記事にまとめました。

英語のメニューを載せる場所

白い額が3枚並ぶ壁と、照明の当たる木のカウンター

英語のメニューは、お客様が予約の前に見る場所に置きます。予約ページ、Googleマップ、店内のメニューで、料金と時間をそろえておきます。場所によって料金が違うと、どれが正しいのか分からなくなります。

Googleビジネスプロフィールでは、特定のカテゴリのお店は、提供しているサービスの内容をプロフィールに直接載せられる場合があり、価格や説明も追加できます。予約ページの整え方は、美容室の外国人予約をどこで受けるかの記事に書きました。

店内には英語と日本語を並べたメニューを置くと、同じ紙を指さして確かめられます。カウンセリングでの確かめ方は、英語が話せなくてもできる美容室の接客の記事にまとめました。

最初からやらなくていいこと

白い壁の額の下の棚に置かれた、赤い花瓶と器、ドライフラワー

メニューを全部英語にする必要はありません。外国人のお客様に出すメニューだけを英語にすれば足ります。中国語や韓国語を足すのも、来ているお客様の国が分かってからで間に合います。

翻訳アプリは下書きには便利ですが、メニュー名は一覧の表記にそろえます。料金や追加料金の区切りは、お店の方にしか決められません。英語の原稿の確認や、予約ページとGoogleマップへの反映は、外の手を借りると早く進む部分です。

よくある質問

Q. 料金は、円とドルの両方で書いたほうがいいですか

円だけで書き、Prices are in Japanese yen. と添えます。ドルなどを並べると、為替が動くたびに書き直しが必要になります。

Q. 「〜円から」の料金は、英語でどう書けばいいですか

From ¥8,800 のように始まりの金額を書き、何で金額が上がるのかと、いちばん高い場合の金額を添えます。

Q. 税抜きの料金だけを載せてもいいですか

国税庁は、消費者に前もって価格を表示する場合には消費税を含めた総額の表示が必要だと案内しています。根拠は消費税法第63条です。英語のメニューも、税込みの総額で書いておきます。

Q. 英語のメニューを作ったら、日本語は消してもいいですか

店内に置くメニューは、英語と日本語を並べておくと、スタッフとお客様が同じメニューを指さして確かめられます。予約ページは英語だけでも構いません。

まとめ

英語のメニューは、1品ごとにメニュー名・所要時間・税込みの料金・含まれるもの・追加料金をそろえ、見て分かる区切りまで書いておくと、予約の前に総額が伝わります。

ご相談で迷われることが多いのは、英語の言い回しよりも、追加料金をどこで区切るか、どのメニューを外国人のお客様に出すかのほうです。私たちは、いまのメニューと会計で行き違いが起きた場面を一緒に見て、英語で出すメニューと料金の書き方を決めていきます。いまのメニューに必要なことがそろっているなら、英語に置き換えるだけで足りるとお伝えします。

英語のメニューを整えたいときは、インバウンド集客のご相談からお問い合わせください。サロン向けの支援の内容は美容室・サロンのインバウンド集客のページにまとめています。

この記事の監修者

瀬川将也

瀬川将也(合同会社ライトハウス 代表)

マーケティング歴10年。マーケティングと制作を手がける会社を含む2社で役員を務め、現在は観光系NPO法人の理事も務めています。上場企業の売上につながるお問い合わせ獲得をゴールとした広告運用・SEO、新規事業の商品の販売戦略構築、飲食店フランチャイズの出店拡大など、大きめの会社から小さなお店まで幅広く支援してきました。

出典

  1. 観光庁「インバウンド消費動向調査結果及び分析 2025年 年次報告書」(図表3-4 利用した決済方法。2026年10月15日取得)
  2. 国税庁「No.6902 『総額表示』の義務付け」(2026年10月15日取得)
  3. 観光庁「観光立国実現に向けた多言語対応の改善・強化のためのガイドライン」(平成26年3月。第1編 2. 多言語での表記方法。2026年10月15日取得)
  4. Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールに表示されるサービスを管理する」(2026年10月15日取得)
  5. 英語表記の一覧と図1の見本は、合同会社ライトハウスが作成した例です。料金・時間・区切りは例として示しています
  6. 写真:Studio Stock
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