
SEO対策は、検索した人にお店や会社を見つけてもらい、ページを開いてもらうための取り組みです。Googleは公式の案内で、小さな会社の経営者は、SEOの作業の多くを自分で行えるはずだとしています。全部を業者に任せる必要はありません。
この記事では、Googleの「SEO スターター ガイド」と「SEO 業者の利用を検討する」をもとにまとめました。中小企業が自分でできることと外に頼んだほうが早いこと、頼む前に確かめておきたいことを順に見ていきます。
SEOは、検索した人にお店や会社を見つけてもらうための取り組み

Googleは、クローラーという仕組みでウェブを見て回り、見つけたページを自動で検索の対象に加えています。サイトを公開すれば、たいていは何もしなくても検索に出るように作られています。
そのうえでSEOとは、検索エンジンにページの中身を正しく分かってもらい、検索した人が「このページを開こう」と判断できるようにすることです。Googleは、上位に出る秘訣はないと書いたうえで、効果がいちばん大きいのは魅力的で役に立つ中身を作ることだとしています。
役に立つ中身の目安として挙げられているのは、読みやすく整理されていることと、ほかの人の文章の焼き直しではないことです。情報が新しいことや、読む人を第一に考えて書かれていることも挙げられています。お店や会社の場合、商品・サービス・料金・場所・よく聞かれることを自分の言葉で書いておくことが、そのまま土台になります。
小さな会社が、自分でできること

自分でできることは、お店や会社のことをいちばんよく知っている人にしかできないことでもあります。最初に手をつけたいのは、次のようなことです。
- Google Search Console に登録して、どんな言葉で見つけられているかを見る(Googleの無料サービス)
- お客様が実際に使う言葉で、商品・サービス・料金・場所・よくある質問のページを書く
- ページのタイトルを、何のページか一目で分かる言葉にする
- 営業時間や料金など、古くなった情報を直す
- 名刺やチラシ、ポスターにサイトのURLを載せる
まずは Google で「site:」に続けて自分のサイトのアドレスを入れて検索し、サイトが検索の対象に入っているかを確かめます。表示されていれば、検索に出る準備はできています。Search Console の見方はSearch Console の記事に、タイトルの書き方はタイトルと説明文の記事にまとめました。
書くときは、お客様が検索しそうな言葉を想像して、その言葉で説明するのがこつです。Googleの案内でも、詳しい人とそうでない人では検索に使う言葉が違うので、読む人に合わせて書くよう勧めています。
外に頼んだほうが早いこと
一方で、専門の知識が要ることや、作業の量が多いことは、外に頼んだほうが早く進みます。Googleの案内では、SEO業者に頼むのにいちばんよい時期は、サイトを作り直すときや新しいサイトを作るときだとしています。最初から検索に合った形で作れるからです。
技術面の点検には、ページの転送やエラーページ、JavaScript の使い方などが含まれます。キーワードの調べや記事の企画、記事を続けて出す作業も、慣れていないと時間がかかります。どこまでを自分でやり、どこから頼むかを先に決めておくと、費用も見積もりやすくなります。費用の内訳はSEOの費用の記事にまとめています。
Point中身を書くのは自分、技術と量が要るところは外、と分けておくと、SEOは小さな会社でも続けられる。
SEO業者に頼む前に確かめておくこと

Googleは、SEO業者を選ぶことを「サイトや運営者の信用が損なわれるおそれもある重大な決定」だとしています。頼む前に、Googleが挙げている次のような質問をしてみてください。
- 過去の仕事の例と、うまくいった例を見せてもらえるか
- Google 検索の基本事項に沿ったやり方をしているか
- どんな結果を、いつごろまでに見込み、どう測るのか
- サイトに加えた変更と、その理由を説明してくれるか
あわせて、「必ず検索結果の1ページ目に出します」と言う業者は避けるよう、Googleははっきり書いています。Googleで一番上に出ることは誰にも保証できず、Googleとの特別な関係や「優先登録」を強調する業者にも注意が必要です。業者に診断を頼むときは、Search Console の権限を見るだけ(読み取り)にとどめることも勧められています。業者選びの詳しいことはSEO会社の選び方の記事に書きました。
SEOのために、やらなくていいこと

SEOの話には、やらなくてよいことも多く混ざっています。Googleが「重要でない」としているものの例です。
キーワードのメタタグは、Google検索では使われていません。同じ言葉を何度も繰り返すのは、読む人をうんざりさせるうえ、Googleのスパムに関するポリシーに反します。記事の文字数についても、上位に出るための決まった文字数はないとされています。ドメイン名にキーワードを入れても、順位への効果はほとんどありません。
また、Googleに広告を出しても、広告以外の検索結果の順位には影響しないと明記されています。こうした話に費用や時間をかけるより、お客様が知りたいことをページに書くほうに力を回してください。効果が出るまでの期間はSEOの効果が出るまでの記事にまとめています。
よくある質問
Q. SEO対策は、業者に頼まないとできませんか
できます。Googleは、小さな会社の経営者はSEOの作業の多くを自分で行えるはずだとしています。Search Console への登録、お客様が使う言葉でのページづくり、古い情報の修正は、自分で始められます。
Q. Googleに広告を出すと、検索の順位も上がりますか
上がりません。Googleは、広告を掲載しても検索結果でのサイトの表示には影響しないとしています。広告以外の検索結果への掲載は無料です。
Q. 変えた内容は、どのくらいで検索に反映されますか
Googleによると、数時間で反映されるものもあれば、数か月かかるものもあります。一般的には、数週間待ってから検索結果に良い影響があったかを確かめるよう勧めています。
まとめ
SEOは、検索した人にお店や会社を見つけてもらうための取り組みです。中身を書くことは自分で、技術や作業の量が要るところは外に頼むと分けておくと、小さな会社でも無理なく続けられます。
ご相談で迷われるのは、いまのサイトのどこから手をつけるかです。私たちは、サイトと検索の数字を一緒に見て、自分で直せるところと頼んだほうが早いところを分けるところからお手伝いします。今のままで十分なら、そうお伝えします。
何から始めればいいか整理したいときは、無料診断をご利用ください。支援の内容はマーケティング支援のページにまとめています。
この記事の監修者
出典
- Google 検索セントラル「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」(2026年10月5日取得)
- Google 検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」(2026年10月5日取得)
- Search Console ヘルプ「Search Console の概要」(2026年10月5日取得)
- 写真:Studio Stock



