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インバウンド集客はどこに頼む?依頼先の種類と選び方、相談のときに確かめること

インバウンド集客はどこに頼む?依頼先の種類と選び方、相談のときに確かめること

インバウンド集客を外に頼むときは、会社の名前や料金より先に、お店がいまどこでつまずいているかを決めてから、その段階が得意な先を選ぶと失敗しにくくなります。依頼先の種類によって、得意な範囲が違うからです。

「インバウンド集客を頼みたいが、どこに相談すればいいか分からない」というご相談はよくあります。この記事では、依頼先の種類ごとに頼めることと抜けやすいこと、頼む前にお店で決めておくこと、相談のときに確かめておきたいことをまとめました。

インバウンド集客を頼める会社の種類

窓から光が入る、机とノートパソコンが並ぶ事務所

インバウンド集客を頼める先は、大きく分けて翻訳会社・制作会社・SNSの運用会社・広告代理店・伴走する支援会社です。伴走する支援会社は、全体の順番を一緒に考える役割を受け持ちます。どれが良い悪いではありません。それぞれが受け持つ範囲が違うので、頼む先を間違えると、お金をかけても肝心なところが残ります。

依頼先頼めること抜けやすいこと
翻訳会社メニューや案内、ホームページの文章を外国語にするどの国の言葉に訳すか、何を載せるかといった中身の判断
制作会社外国語のホームページやパンフレットを作る作ったあとに検索で見つけてもらう工夫や、更新の運用
SNSの運用会社投稿の企画、撮影、投稿の代行投稿を見た人が予約や来店まで進めるかどうか
広告代理店海外向けの広告を出し、表示や反応を増やす広告を止めたあとに残る集客の土台
伴走する支援会社つまずいている段階を見極め、順番を決めて一緒に進める実作業は、内容によって別の会社と組むことがある

頼む前に、お店で決めておくこと

すだれの上に置かれた、ざるそばとそばつゆ

依頼先を探す前に、お店の側で持っておきたい情報があります。どの国の方が、どんな場面で来ているのか。来店したあと、どこで困っているのか。ここが分かっていると、相談の場で話が具体的になります。

観光庁が2026年4月に公表した調査では、旅行中に困ったこととして、施設のスタッフとの会話が15.4%、多言語の表示が10.9%、クレジットカードなどの利用が10.7%挙がっています。お店によって、どこで困っているかは違います。困っている場面が分かれば、翻訳が要るのか、ホームページが要るのか、支払いの準備が要るのかが見えてきます。来ている国の調べ方は、インバウンドのお客様の国を調べる記事にまとめています。

自分でやることと頼むことを分ける、頼む先の種類を決める、相談で確かめる、小さく頼んで様子を見る、の4段階を順に並べた図
図1 インバウンド集客を外に頼むときの進め方

相談のときに確かめておきたいこと

相談の場では、提案の中身そのものより、その提案が何を見て出てきたのかを確かめます。お店の記録や来ている国を聞かずに、最初から「SNSを毎日投稿しましょう」「多言語サイトを作りましょう」と決まった形を出してくる場合は、理由を聞いてみてください。

もうひとつは、成果をどの数字で、いつ確かめるかです。予約の件数なのか、問い合わせの数なのか、外国の方の来店数なのか。確かめる数字と時期が決まっていないと、続けるかやめるかを判断できません。あわせて、作ったものや集めたデータが、契約をやめたあとお店に残るかどうかも聞いておきます。

Point依頼先の名前や料金より先に、お店がどの段階でつまずいているかを決めてから選ぶ。

気をつけたい提案

夕暮れの港と、観覧車の見える街並み

気をつけたいのは、お店の状況を聞く前に、やることと金額が決まっている提案です。たとえば、来ている国が分からないうちから、たくさんの言語への対応を勧められる場合があります。使われない言語に費用をかけることになりかねません。

また、「必ず上位に表示されます」「必ず予約が増えます」といった言い切りにも注意が必要です。検索の順位や予約の数は、お店の立地や料金、口コミなど、依頼先だけでは動かせないものにも左右されます。できることと、できないことを分けて話してくれる相手のほうが信頼できます。

自分でやるか、頼むかの目安

すべてを外に頼む必要はありません。お店の事実を集めて書くことは、お店の方がいちばん得意です。営業時間や料金、対応できる言語、できないことをお店の側でまとめておけば、どの依頼先に頼むときにも使えます。

外に頼むと早いのは、どこでつまずいているかを見極めること、外国語のページを検索で見つけてもらえる形にすること、手間のかかる制作です。まずは範囲と期間を決めて小さく頼み、結果を見てから広げていくと、合わない依頼先に長くお金を払い続けることを避けられます。

よくある質問

Q. 翻訳会社に頼めば、インバウンド集客はできますか

翻訳は集客の一部です。どの国の言葉に訳すか、訳したものをどこに載せて見つけてもらうかは、別に決める必要があります。来ている国と載せる場所が決まっていれば、翻訳会社への依頼も的確になります。

Q. 依頼先は、ひとつにまとめたほうがいいですか

必ずしもそうではありません。ただ、複数に頼む場合は、全体の順番と成果の確かめ方を誰が決めるのかをはっきりさせておきます。そこが空いていると、それぞれが別の方向に進みやすくなります。

Q. 相談するだけでも費用はかかりますか

依頼先によって違います。相談の前に、費用がかかるかどうかを確かめておくと安心です。

まとめ

インバウンド集客の依頼先は、種類によって得意な範囲が違います。お店がどの段階でつまずいているかを先に決めて、その段階が得意な先を選ぶのが、遠回りしないやり方です。

ご相談で多いのは、「どこに頼むか」より手前の「うちは何に困っているのか」が決めきれない、というお悩みです。お店の記録を一緒に見て、つまずいている段階と、外に頼むところ・お店でやるところを分けるところからお手伝いします。いまは外に頼まなくてよい、という結論になることもあります。

インバウンドの集客で、どこから手をつけるか迷っているときは、インバウンド集客のご相談からお気軽にご連絡ください。支援の内容はインバウンド集客支援のページにまとめています。

この記事の監修者

瀬川将也

瀬川将也(合同会社ライトハウス 代表)

マーケティング歴10年。マーケティングと制作を手がける会社を含む2社で役員を務め、現在は観光系NPO法人の理事も務めています。上場企業の売上につながるお問い合わせ獲得をゴールとした広告運用・SEO、新規事業の商品の販売戦略構築、飲食店フランチャイズの出店拡大など、大きめの会社から小さなお店まで幅広く支援してきました。

出典

  1. 観光庁「訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査を実施しました」(2026年4月28日公表、2026年9月30日取得)
  2. 写真:Studio Stock
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