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飲食(ラーメン店) マーケティング制作

メニュー表の相談から始まった、ラーメン店のフランチャイズ展開

「メニュー表を変えたい」というご相談から始まったラーメン店の支援です。フランチャイズ展開に向けて、信頼されるホームページ、店舗ごとにばらばらだったInstagramの投稿方針、更新費用を抑えた制作物、時期ごとの販促を整えました。

結果
2〜3店舗 → 14店舗(2026年8月時点)
事業フェーズ
多店舗・フランチャイズ展開期
支援時期
継続支援中
課題
制作、売上、集客
公開日
更新 2026年10月2日
メニュー表の相談から始まった、ラーメン店のフランチャイズ展開

相談の背景

チャーシューと煮卵がのったラーメンを真上から見たところ

最初にいただいたご相談は、「メニュー表を変えたい」というものでした。

ご相談いただいたのは、味と現場に強みのあるラーメン店です。当時の店舗は2〜3店舗。お話を伺っていくと、これからフランチャイズ展開に大きく力を入れていきたい、という考えをお持ちでした。

最初に見えた課題

赤い提灯が下がる、客のいない飲食店の客席

フランチャイズで店舗を増やすなら、目を向ける相手が変わります。お店に来るお客様だけでなく、加盟を考える会社にも選ばれなければなりません。

加盟を考える会社は、慎重です。この商材は本当にいけるのか。加盟して、問題なく利益を取れるのか。そして、騙されないか。お金と時間をかけて店を出す以上、ここを確かめたいのは当然のことです。

ところが当時、このお店にはホームページがありませんでした。加盟を考える会社が調べようとしても、確かめる先がない状態です。

SNSは、まったくやっていなかったわけではありません。ただ、どこまでやればいいのかが分からないまま、店舗ごとにそれぞれのやり方で更新していました。戦略がないまま投稿だけが続き、お店のブランドとして伝わるものがぶれていたのです。メニュー表を新しくするだけでは、フランチャイズ展開という目的には届きません。

私たちが考えたこと

まず必要なのは、ホームページを持つことでした。それも、デザインまできちんと整ったものです。加盟を考える会社にとって、きれいなホームページがあること自体が、大きな信頼感につながります。そこで、フランチャイズ展開に向けてホームページを整え、もともとご相談いただいていたメニュー表もあわせて作り直しましょう、とお話ししました。

裸電球の下、木のカウンターに置かれた湯気の立つラーメン

次に考えたのがSNSです。SNSの運用を一般的な運用会社に頼むと、どのお店にも同じ形のパッケージで、毎月5万〜6万円ほどかかることが少なくありません。飲食店にとって、これはかなり重い出費です。そこで、広告費を抑えながら、効果をできるだけ大きくすることを考えました。簡単に続けられて、なおかつ効果が高い投稿は何か。そのために、このお店にとってSNSが何の役に立つのかを、先に整理しました。

地域に根ざしたお店の場合、SNSの役目は、来られる範囲にいる人に思い出してもらうことです。一度来てくれた人にも、これから来る人にも、「あの店、おいしそうだったな」と思い出してもらう。Instagramでこの役目を担うのが、リール動画です。

リール動画といっても、1本に長い時間をかけて凝ったものを作る必要はありません。おいしそうな料理を動画で投稿するだけで十分です。ただ、撮り方があまりに素人っぽいと、おいしさが伝わりません。撮り方にはコツがあるので、そこはきちんと押さえます。あわせて、画像の投稿でメニューを知ってもらいます。

おいしそうだと思って一度来てくれた人が、そのあとInstagramをフォローしてくれれば、ほかのメニューも目に入るようになります。それが、次の来店のきっかけになります。

PointSNSは、凝った動画より「おいしそう」が伝わる投稿を続けることで、次の来店につながる。

やらなかったこと

  • 制作物をそのたびにゼロから外注すること:毎回の制作料金が積み重なるため、生かす部分・作り込む部分・簡単でよい部分に分けて作りました
  • SNS運用のパッケージでの外注:毎月の固定費が重くなるため、お店で回せる投稿の方針と撮り方を決めることを優先しました
  • 店舗ごとの個別Webサイト制作:本部のサイトと店舗ページの構成にまとめました
  • 大規模な広告出稿:集客と発信の土台が整う前に費用をかけても、店舗ごとの質のばらつきが残るため見送りました

提案したこと

フランチャイズ展開に向けた集客と発信の土台として、ホームページ、メニュー表、Instagramの投稿方針を一緒に整えることを提案しました。さらに、周年祭や夏のイベントのように、時期ごとの販促の企画も組み込みました。

販促の考え方はシンプルです。新しいお客様が増えやすい時期には、新規の集客に力を入れる。新しいお客様が取りにくい時期には、より集客力のある企画を走らせて、空いている席を埋める。時期ごとに打ち手を当てはめていくと、1年を通してどう売上をつくるかが見えてきます。

制作物の頼み方も見直しました。ホームページやメニュー、Instagramに使う画像を、そのたびによく分からない制作会社に頼むと、毎回新しい制作料金がかかります。これでは、出店が増えるほど費用もかさみます。

そこで、続けて伸ばしていくことを前提に、作り方を分けました。今あるデザインを生かす部分、きちんと作り込む部分、パワーポイントで作れる程度の簡単なものでよい部分。この区別をつけておくことで、更新のための費用をなるべく抑えています。大きく費用がかかるところは、補助金や助成金を活用して負担を抑えました。

実施内容

スマートフォンを手に持っている様子
  • ホームページの制作と運用
  • メニュー表・メニュー画像の制作
  • Instagramの投稿方針づくり(店舗ごとにばらばらだった投稿をそろえる)と、動画・画像の撮り方の整理
  • 周年祭や季節のイベント、期間限定メニューなど、販促の企画と、企画に合わせた制作物の制作
  • 更新しやすい制作物の設計(生かす部分・作り込む部分・簡単でよい部分の切り分け)
  • 補助金・助成金の活用
  • フランチャイズ展開の支援

結果・変化

提灯の明かりが灯る、ラーメン店のカウンター席

制作物は、全体の企画と連動して進めました。期間限定メニューはこう出す、イベントはこう打ち出す。決めた企画に合わせて、効果の高い制作物を一緒に出していけるようになりました。そして、それを一度きりで終わらせず、効果の高い形で出し続けられるようになりました。

こうした取り組みを重ねるうちに、1店舗あたりの売上をつくる形ができあがりました。どの時期に何をすれば、店舗の売上がどう動くのか。その手順があるので、新しい店舗でも同じ進め方で立ち上げられます。

この形ができたことで、多店舗展開が安定して進むようになりました。支援を始めたときに2〜3店舗だった店舗は、2026年8月時点で14店舗になっています。メニュー表を変えたいというご相談から始まった支援が、出店を続けられる土台づくりにつながりました。

今後

支援はいまも続いています。店舗が増えるほど、出店する地域も、来てくださるお客様の顔ぶれも広がっていきます。

これからは、販促の企画やメニュー画像の更新を、店舗の側でも判断して回せる形に移していきます。できあがった形を土台に、店舗ごとの違いに合わせて調整しながら、出店が続く状態を一緒に支えていきます。

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